Create Route Tables to get Azure Databricks connected to Azure Managed Instance for Apache Cassandra
本記事では、過去の記事でデプロイした Azure Managed Instance for Apache Cassandra (および cqlsh 用の仮想マシン)と Azure Databricks を接続するために、Route Table を作成する方法を解説します。それぞれが使用する2つのサブネット private-subnet
と default
が相互に通信できるようなルーティングテーブルが作成されていることをゴールとします。
既存のリソースの作成方法については、以下の記事をご覧ください。
- Get Started with Azure Managed Instance for Apache Cassandra
- Deploying a Virtual Machine to issue CQL to Azure Managed Instance for Apache Cassandra using cqlsh
- Getting started with Azure Databricks
前提
- Microsoft Azure に利用可能なサブスクリプションを持っている
- Azure Portal で操作を行う
- Get Started with Azure Managed Instance for Apache Cassandra の手順に沿って Azure Managed Instance for Apache Cassandra クラスターが作成されている
- Getting started with Azure Databricks の手順に沿って Azure Databricks リソースが作成されている
- 上記手順に沿ってリソースが作成された結果、Azure Managed Instance for Apache Cassandra と Azure Databricks は同一のリソースグループ内の同一の Virtual Network を使用している。
免責
- 筆者の環境は英語です。画面が日本語表示になっていない点、ご了承ください。
手順
1つ目の Route Table の作成 ( private-subnet
から default
へのルーティング)
リソースの作成を開始する
リソース作成の入り口はいくつかありますが、本記事では既存のリソースグループから作成します。
基本項目を入力する
タグを入力する(任意)
筆者は独自にタグを付与しています。
レビューして作成する
デプロイ完了
リソースにアクセスする
初期状態では何も設定されていません。
Subnets を表示する
+ Associate
をクリックします。
Subnet をアソシエイトする
Virtual Network と Subnet を選択します。
Routes を表示する
+ Add
をクリックします。
Route を追加する
ここは private-subnet
の設定なので、 default
の情報を入力します。
2つ目の Route Table の作成 ( default
から private-subnet
へのルーティング)
リソースの作成を開始する
基本項目を入力する
タグを入力する(任意)
筆者は独自にタグを付与しています。
レビューして作成する
Subnet をアソシエイトする
Subnet を表示し、 + Associate
をクリックして、Virtual Network と Subnet を選択します。
Route を追加する
Routes を表示し、 + Add
をクリックして、ルーティング先の情報を入力します。
ここは default
の設定なので、 private-subnet
の情報を入力します。
完成
2つのサブネットが相互に通信できるように、 Route Tables を作成しました。それぞれの Overview で確認した上記手順の結果は以下の通りです。
private-subnet
から default
への通信をするための Route Table
default
から private-subnet
への通信をするための Route Table
まとめ
Azure Managed Instance for Apache Cassandra と Azure Databricks がそれぞれもつサブネットをルーティングするための Route Table の作成方法を解説しました。これで、両者は Virtual Network 内のサブネット間で閉じた通信を行い、機能連携できるようになります。
また、これらのサービス以外にも応用ができると思いますので、参考にしてみてください。