Specific permission to enable Synapse Apache Spark Pool configuration
Synapse Apache Spark Pool の設定を可能にする特定のパーミッション
本記事では、Azure Synapse Analytics の Apache Spark プール に関して、管理や設定を行うためのパーミッションについて解説します。
カスタムロールを作る中で、このパーミッションを個別に指定したいケースがあると思います。そのようなシチュエーションで役立つ記事となっています。
Azure RBAC のカスタムロールにおけるアクション許可
カスタム Azure RBAC ロールの中で、以下の 2つのアクションを許可します。
- “Microsoft.Synapse/workspaces/bigDataPools/write”,
- “Microsoft.Synapse/workspaces/bigDataPools/read”,
カスタムロールの定義例は以下の通りです。
1 | { |
これらのアクションを許可することで、Synapse ワークスペースの 「管理」ブレード > Analytics プール > Apache Spark プール
で以下の変更操作をすることができます。
- スケールの設定 (ノード サイズ, 自動スケーリング, ノード数, エグゼキューターの動的割り当て 有効/無効, インテリジェント キャッシュ サイズ)
- 一時停止設定 (自動一時停止中 有効/無効, アイドル状態の時間)
- パッケージ (セッション レベルのパッケージ許可 有効/無効, 要件ファイルのアップロード, ワークスペースパッケージの選択)
- Apache Spark 構成 (Use default configuration, etc.)
タグの割り当てに必要なパーミッション
Synapse ワークスペースの 「管理」ブレード > Analytics プール > Apache Spark プール
ではタグの割り当ても行うことができますが、その許可のために必要なアクションは以下の通りです。
- “Microsoft.Synapse/workspaces/operationStatuses/read”
まとめ
Azure Synapse Analytics の Apache Spark Pool に関して、管理や設定を行うためのパーミッションについて解説しました。
カスタムロールを作る中で、このパーミッションを個別に指定したいケースがあると思います。その際の参考となると幸いです。